1年かけて「学びがあった」を打破した
本稿は、 DDD-Community-Jp Advent Calendar 2020の2日目の記事です。
1年間継続している勉強会について、自分の言葉でまとめていきます。
勉強会を1年継続している話
#ModelinKaiという勉強会を1年ほど続けています。
およそ1年前に企画して、まさかここまで続く(そしてこれからも続きそうになっている)とは思ってもみませんでした。
最近は「勉強会」というよりも「習慣」という表現のほうが近いかもしれません。
#ModelinKaiをキーワードでまとめる
この勉強会がどのようなものかを説明します。いろいろな挑戦を続けているのですが、次のようなキーワードでまとめることができると考えています。
- テーマや方向性
- 言語化する
- 新しいことを試す
- 積極的に失敗していく
- 興味があるもの
- モデリング
- 設計と実装
- DDD, RDRA, EventStorming
- 勉強会の形式
- オンライン勉強会
- 1回2時間〜4時間、月2回くらいの開催
- モブプログラミング
大きなテーマは言語化!
この勉強会には土台となるテーマがあります。それは「言語化」です。
少なくともこの勉強会を立ち上げた2人(@mohira と @jnuank)には明確な意志がありました。
本稿では、勉強会のテーマに「言語化」を採用した動機と、その実践結果について振り返ります。
動機: 「学びがあった」を打破したかった
勉強会に参加すると、感想をTwitterなどに書くことがありますよね。 あるいは勉強会の中で、アンケートだったりとか、ふりかえりを行うこともあるでしょう。
例えば、このようなツイートはよく見かけるし、自分も書いたりしています。
- めっちゃ学びがあった!
- いろいろ発見があった!
- 参加して良かった!
いずれもポジティブな感想ですね。きっと参加してよかったのでしょう。
しかしながら、その先が気になるのです! その学びを、その発見を、その良さを聞きたいのです!
「ここをもっと引き出せるようになった方が面白くない?」ということで@jnuankと考えた結果、「言語化」を勉強会の土台に据えました。
結果: 1年経った今、実際に起きた変化に着目する
いかにして「学びがあった」を打破しようとしたか、どういった困難があったかについては一旦棚上げして、実際に起きた変化だけ書いておきましょう。
積極的に参加しているメンバー、特に、私自身には次のような変化がありました。
より具体的に言えば次のようになります。
- 勉強会の内容を自然にツイートするようになった
- ツイート内容の質が変化した。「学びがあった」で終わっていない。
- ブログ記事のリリースが早くなった(1年後の未来に、この記事を書いていることもその変化の1つですね)
もちろん、この変化はこの勉強会だけが理由ということはないでしょう。しかし、当初の目的であった「学びがあったの打破」も実現できていると思いますし、十分に嬉しい変化が起きたと思っています。
次回予告
本稿では、#ModelinKaiの重要テーマである「言語化」と「実際に起きた変化」について振り返りました。
勉強会に限らず、何らかの活動をする上でテーマは非常に大切だと思います。しかしながら、テーマがあれば継続するとは限りません。テーマがあるからといって学びがあるとは限りません。
この勉強会がなぜ学びがある活動なのか。この勉強会がなぜ続いているのか。なぜ「変化」が起きたのか。
次回以降はそれらについてもっと考えていきます。1年続いている勉強会にきっと何か重要なポイントがあると考えています。